世界遺産にもなっている姫路城では毎日、日没から午前0時までライトアップが行われています。
通常、4月1日から10月31日までは白色系、11月1日から3月31日までは暖色系の光で照らされます。
ただ年に数日だけ、特別な色のライトアップで彩られる日があるのです。
こちらは通常時、寒色系のライトアップ。
(毎年恒例の夜桜ライトアップイベント、「姫路城夜桜会」で2015年4月4日撮影した写真です。)
続いて、色々な光に照らされた姫路城を見てみましょう。
オレンジ色の姫路城ライトアップ(9月21日)
9月21日、認知症啓発のための「世界アルツハイマーデー」のキャンペーンの一環として、シンボルカラーであるオレンジにライトアップされました。
このライトアップは2016年が初めての実施です。
オレンジの光に照らされた姫路城は金色に輝いているようにも見えました。
青色の姫路城ライトアップ(11月14日、4月2日)
11月14日は糖尿病啓発の「世界糖尿病デー」。
4月2日は「世界自閉症啓発デー」。
両日とも、姫路城は運動のシンボルカラーであるブルーにライトアップされます。
落ち着いた青い光に照らされた姫路城は、日頃とはまた違った静寂に包まれていました。
4月2日は毎年恒例の夜桜ライトアップイベントと重なる事が多いので、運が良いと満開の桜と青い姫路城のコラボレーションを見る事ができます。
今年2016年も「世界糖尿病デー」に合わせて、11月14日(月)と15日(火)の2日間、姫路城は青くライトアップされます。
この日の前後には全国各所でランドマークがブルーにライトアップされます。
詳しくは世界糖尿病デー実行委員会のWebサイトをご覧ください。
ピンク色の姫路城ライトアップ(10月1日)
10月1日には乳がん啓発の「ピンクリボンデー」のシンボルカラーであるピンク色にライトアップされます。
今回の写真は昨日(2016年10月1日)撮影したばかりの物です。
かなり強い光で照らされているので、他のライトアップに比べて明るく夜空に浮かび上がっています。
濃いピンク色に輝く姫路城は遠くからも目立ち、不思議な存在感を持っていました。
姫路城ライトアップのまとめ
姫路城の特別な色のライトアップは年に4回行われます。
ブルー:4月2日(自閉症啓発)、11月14日(糖尿病啓発)
オレンジ:9月21日(認知症啓発)
ピンク:10月1日(乳がん啓発)
例年、ライトアップが行われる日は前後する場合があるので、詳しくは各団体のWebサイトをごらん下さい。
世界自閉症啓発デー日本実行委員会(ブルー・4月)
世界糖尿病デー実行委員会(ブルー・11月)
認知症の人と家族の会(オレンジ・9月)
ピンクリボンフェスティバル(ピンク・10月)
今後も他の色々な啓発運動に合わせて、新しい色のライトアップが始まるかもしれません。
年ごとの実施予定など、新しい情報はこの記事でも随時アップデートする予定です。
姫路城が特別な色に輝くのは年に数日だけですが、その珍しさを除けば姫路城を初めて見る方にはやはり通常時のライトアップをお勧めしたいです。
通常時のライトアップこそが、白い姫路城の美しさをより引き立てていると思います。
通常のライトアップ、そして日中の姫路城を見ておく事で、その由来となった運動の意義を意識しながら特別な色に輝く姫路城の珍しさをより楽しむ事ができるのではないでしょうか。