勉強するのは大変おっくうなもの。
「今8時55分だから、9時になったら勉強しよう」とか、「1プレイだけゲームやって気持ちを落ち着けてから勉強しよう」と思ってその間にますます億劫になり、自分の中の無意識でやらない理由を探し始め、結局何もしないままになった経験を持っている方も多いのではないでしょうか。
一応私、情報処理技術者系の試験を始めとする資格マニアの端くれですので実際に使ったオリジナル勉強法について書いてみたいと思います。
それはズバリ、自分自身をRPGの主人公にしてしまう事。
これだけでは何のこっちゃというか、捉え方によっては何か危ない人に聞こえてもしまいそうですが、要は「小さくてもいいので、やった結果(レベルアップ)を実感する事」です。
結果といっても何も構える必要はなくて、前に出来なかった事が出来るようになっていたとか、何かの作業にかかっていた時間が前より少しだけ短くなったとか、そのくらいの小さな事。
いきなりからあまり大きな目標を立てすぎると、実際には効果が出ていてもそれがなかなか実感できず、その間に嫌になってしまうので最初は本当にささやかな目標くらいの方がベターです。
効果が自分自身で実感できればしめた物、だんだんとやること自体が苦にならなくなってきます。(楽しくなるというレベルまで行くかどうかは別として・・・)
そうすれば目標も自然と高くなり、学習効果もますます上がるという良いサイクルに。
RPGでついついレベル上げをしてしまう心境も、まさにこれと同じだと思います。
新しい武器や新しい呪文を手に入れると、さらに上の物が見たくなってレベル上げに励む心境。結果最初は敵わなかった敵も倒せるようになり、ストーリーも進むと。
このRPGのレベル上げのサイクルをリアル世界で自分自身を対象に実感するというのがつまり最初に書いた、「自分自身をRPGの主人公にする」という事。
進む毎に強くなっていく武器や呪文の代わりが知識であったり、資格であったりするといった塩梅です。
効果を実感する一つのいい方法としては、とにかくノートに書く事。
「後でノートを見直すためにわかりやすく整理する」なんて事は考えずに、ひたすら書いていきます。
そうすると勉強の結果ノートを消費したという事自体が、一つの効果と言えます。
書いてきたページ数やノートの冊数を意識できる意味では、ルーズリーフより普通のノートの方がベターです。
さらに書くという行為には脳に記憶を定着させる効果があるので、単にテキストを読むだけより書き写す方が学習効果も高くなります。
ところでこの方法、勉強に限らず他の自己啓発にも使えるのではないかとも思います。
私の場合例えばダイエットがそれに当たり、特に寒い時期には運動など辞めてしまいたくなるのですが、ベルトの穴が一つ縮んだり、久しぶりに会った人から「痩せたなぁ」と言われると、辞めてしまうわけにはいかないなぁという気にさせられます。
この「RPG勉強法」、勉強に行き詰まりを感じている方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。