Mozilla Foundationが提供しているメーラーのThunderbirdとブラウザのFirefox。
無料で、使いやすく拡張性もある非常に便利なソフトウェアです。
両ソフトとも使い勝手の良さもさることながら、データのバックアップと別PCへの環境移行(復元)がとても簡単という点も大変メリットだと思っています。
特にThunderbirdでは今回の手順でこれまでに受信したメールも、設定しているアカウントも含めて全てバックアップ・移行ができるので大変便利です。
Thunderbird・Firefoxのどちらでも、インストール済みのアドオンやソフトの設定が今回の手順でバックアップ・移行できます。
Thunderbirdのバックアップと復元
Thunderbirdのデータバックアップ
プロファイルフォルダにある所定のファイルとフォルダをUSBメモリ等の別メディアに保存するだけです。
Windows版の場合、Thunderbirdのプロファイルフォルダの場所は以下の通りです。
エクスプローラーのアドレスバーに「%APPDATA%\Thunderbird」を入力しEnter。
そうすると、「C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Thunderbird」が開きます。
内部にある「Profiles」フォルダと「profiles.ini」をコピーすればバックアップは完了です。
Thunderbirdのデータ復元
移行先のPCでThunderbirdが起動していない状態で 、再度「%APPDATA%\Thunderbird」を開きます。
このフォルダ内の「Profiles」フォルダと「profiles.ini」に、先程の手順で移行元PCから保存した同ファイル・フォルダを上書きします。
この後Thunderbirdを起動すると、バックアップ元PCのメール・アドオン・設定が全て復元されます。
他OSでのThunderbirdプロファイルの場所
MacOS、Linuxの場合のプロファイルフォルダの場所はそれぞれ以下になります。
MacOS:
~/Library/Thunderbird
→「Thunderbird」フォルダ全体がバックアップ・上書きの対象です。
Linux:
~/.thunderbird
→「.thunderbird」フォルダ全体がバックアップ・上書きの対象です。
Windowsの場合同様このフォルダ全体を保存する事で、Thunderbirdのバックアップと環境移行を行う事が出来ます。
Firefoxのバックアップと復元
Firefoxのデータバックアップ
Thunderbirdの場合と同様、プロファイルフォルダにある所定のファイルとフォルダをUSBメモリ等の別メディアに保存するだけです。
Windows版の場合、Firefoxのプロファイルフォルダの場所は以下の通りです。
エクスプローラーのアドレスバーに「%APPDATA%\Mozilla\Firefox」を入力しEnter。
そうすると、「C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox」が開きます。
内部にある「Profiles」フォルダと「profiles.ini」をコピーすればバックアップは完了です。
Firefoxのデータ復元
移行先のPCでFirefoxが起動していない状態で 、再度「%APPDATA%\Mozilla\Firefox」を開きます。
このフォルダ内の「Profiles」フォルダと「profiles.ini」に、先程の手順で移行元PCから保存した同ファイル・フォルダを上書きします。
この後Firefoxを起動すると、バックアップ元PCのアドオン・設定・履歴等が全て復元されます。
他OSでのFirefoxプロファイルの場所
MacOS、Linuxの場合のプロファイルフォルダの場所はそれぞれ以下になります。
MacOS:
~/Library/Application Support/Firefox/
→「firefox」フォルダ全体がバックアップ・上書きの対象です。
Linux:
~/.mozilla/firefox/
→「firefox」フォルダ全体がバックアップ・上書きの対象です。
Windowsの場合同様このフォルダ全体を保存する事で、Firefoxのバックアップと環境移行を行う事が出来ます。