最近出張が多いので、電車移動などの出先でネットに繋げられるタブレットが欲しくなりました。
そこで買ったのがHuaweiの8インチAndroidタブレット、「MediaPad T2 8 Pro」LTEモデル。
しばらく使ってみた感想を書いてみたいと思います。
「MediaPad T2 8 Pro」の外見
高級感こそ無いですが、すっきりとした無難なデザインで価格の割には安っぽさは感じません。
安い端末にありがちな、メーカーロゴのデカデカとしたアピールが無いのも好感が持てます。
「MediaPad T2 8 Pro」のサイズ
スマホと棲み分けができる画面の大きさと、外での持ち歩きやすさとのバランスを考えると、個人的にはタブレットは8インチがベストだと思います。
高さ約210mm、幅約123mm、厚さ約8mm。
私の手は少し小さめですが、片手でも特に持ちにくさは感じません。
重さは約340gという事で、8インチのタブレットの中では軽い方ではないでしょうか。
長時間使っていると、左側が少しだけ熱を持ちます。
ですが特に熱さは感じず、気にならないレベルです。
「MediaPad T2 8 Pro」の画面
タブレットを選ぶ上で特に大事なのが画面の見え方。
1920x1200、FullHDのIPS液晶の発色はとてもキレイです。
Retinaディスプレイと比べてもヒケを取っているようには感じません。
そこまでは言い過ぎだったとしても、iPadとの価格差を考えると十分すぎる、この価格の機種とは思えない程の解像度の高さです。
「視力保護モード」に設定すると、KindleやPDFビューワなどの対応アプリケーションを開いた時、自動的にブルーライトカットモードに切り替わります。
若干画面が黄色がかるので抵抗を感じる人もいるかも知れませんが、まぶしさが軽減されて目の疲れが感じにくいので、個人的には重宝しています。
(もちろん設定でOFFにもできます)
「MediaPad T2 8 Pro」の使い勝手
OSはAndroid6.0(Marshmallow)を搭載しています。
Huawei独自にカスタマイズされた「Emotion UI」が導入されていて、ドロワーが無いなどiPhoneに近い操作性です。
このあたりは、一般的なAndroid端末を使い慣れた人は若干戸惑う点かもしれません。
その代わりiPhoneやiPadなどのiOS端末を使い慣れた人には他社製品よりおススメできるポイントです。
カスタマイズにさほどこだわらないライト層のユーザーほどとっつき易いのではないでしょうか。
余計なプリインストールアプリがほとんど無い所がグッド。
CPUはSnapdragon615、メモリは2GB。
特徴のある性能では無いですが、LTEも使えて約2万円という価格帯を考えると十分なスペックだと思います。
オクタコアできびきび動き、タッチ操作への反応もバッチリです。
ハイエンドなゲームには苦しいと思いますが、ネット・電子書籍の閲覧が中心の私の使い方では全く不便を感じません。
内蔵ストレージは16GBと心許ないので、microSDでの容量拡張は必須だと思います。(最大128GBに対応)
ちなみに私はサンディスクの64GBのMicroSDXCを使用しています。
バッテリーは4,800mAhと大きめの容量。
格安タブレットでは時々、電池が異常に減って数値ほどには持たないという場合もありますが、この機種ではそのような事もありません。
通勤の往復がメインの私の使い方の場合、2日程充電を忘れても大丈夫なのでカタログスペック通りと感じます。
地磁気センサーが搭載されていませんが、LTE環境での地図の精度にも特に不満は感じませんでした。
傾きを検出するジャイロセンサーも未搭載です。
このあたりはカーナビ代わりに使ったり、位置ゲームをやったりというような厳密な位置情報を使いたい人にはマイナスポイントかもしれません。
付属品やアクセサリー
付属品はUSB2.0ケーブルとAC電源アダプターです。
端子の形状はMicro-Bでした。
日頃はカバンの中に放り込んで持ち歩くので、ケースとガラスフィルムで保護する事にしました。
決してメジャーな機種ではないので、アクセサリーの選択の幅は当然ながら限られてきます。
ガラスフィルムは口コミの良さからTopACEなる会社の物にしました。
気泡も入らず貼りやすさも上々、口コミ通りの商品でした。
ケースはELTDなる会社の物を。
4色のカラーがあるようですが、本体色に合わせてホワイトで。
可も無く不可もなくな製品ですが、価格を考えると不満は全くありません。
「オートスリープ対応」の旨の記載もありましたが、どうやらMediapad本体にその機能が無い模様です。
(7インチ版には存在しているとの事)
通信
わざわざLTEモデルを選んだので、通信性能は重要なポイントです。
メーカーの公式サイトによると、以下のような仕様。
下り:最大150Mbps(LTE)
FDD-LTE:B1,B3,B5,B7,B8,B19,B20,B26,B28
TDD-LTE:B38,B40,B41
W-CDMA:B1,B2,B5,B6,B8,B19
GSM:B2,B3,B5,B8
Bluetooth 4.1(3.0,2.1+EDR互換)
Wi-Fi: 802.11a/b/g/n/ac 準拠 (2.4/5GHz)
テザリング最大接続台数:8台
MVNO(いわゆる格安SIM)を使う分には全く問題の無いスペック。
SIMはmicroSIMに対応しています。
ちなみにこの機種、音声通話にも対応しています。
8インチというサイズを考えるとメインの電話として使う人はいないと思いますが、万一スマホが壊れたなどの緊急時にSIMを差し替えるだけで一時的に代用できると考えると、便利といえば便利です。
ただ、音声通話ができるのはDOCOMO系のSIMだけで、AU系には対応していない