Nexus7は非常にコストパフォーマンスに優れたタブレットですが、他機種と比べた時の欠点はSDカードが使えない事。
SDカードスロットが無いため、通常使用できるのは内部ストレージの容量に限られます。
しかし実際にはUSBメモリやSDカードを認識して外部ストレージを追加する方法があるので、備忘録として記しておきます。
外部ストレージを認識させる
外部ストレージの追加には、充電用のMicro USB端子を利用します。
USBメモリを使用する場合には、Micro USBからUSBへの変換ケーブルを購入する必要があります。
この時には、OTGに対応した変換ケーブルが必要となります。
対応するアダプターを購入すれば、SDやMicroSDのカードを認識させる事も出来ます。
OTGケーブル→USBメモリは尻尾のようにぶら下がって見た目も使い勝手も良さそうでは無かったので、私はMicroSDを使用する事にしました。
まず購入したのが、USB、Micro USB両方のアダプタに対応したmicroSDカードリーダ、BuffaloのBSCRUM04BK。
写真の通り非常に小型のため、ケーブル型に比べて邪魔になりにくいです。
このカードリーダーで、問題なくNexus7にmicroSDを認識させる事が出来ました。
上記の方法でUSBメモリまたはSDカードを接続し認識させた後は、デバイス内のデータを開きます。
外部ストレージ内のデータを開く
追加した外部ストレージは、そのままNexus7上からは開くことができません。
外部USBストレージからのデータ読み出しに対応したアプリ経由で開くことになります。
「Nexus Media Importer」という有料ソフトを使うケースが多いようですが、無料の「ESファイルエクスプローラ」で開くこともできるので、こちらをお勧めいたします。
USBデバイスの接続後、ESファイルエクスプローラを開き画面左上のメニューをタップします。
表示されたメニューに「USBXXXX」という項目が表示されるので、この部分をタップします。
(XXXXは接続するデバイス等により異なる4ケタの数字が表示されるようです)
「UsbStorage」フォルダが表示されるので、タップして開きます。
USBデバイスに書き込まれていたファイルやフォルダの一覧が表示されます。
スクリーンショットは失念しましたがPDFも問題なく閲覧する事が出来ました。
対応するフォーマット
USBデバイスのフォーマットにより、一部できる事に制約があります。
exFATには対応していないようで、デバイス自体は認識されましたが内部のデータ自体を読みだすことが出来ませんでした。
NTFSの場合は、データの読み出しはできますがタブレット側からUSBデバイスへのデータの書き込みが行えません。
FAT32であれば問題なく読み書きともに行えますが、フォーマットの使用上4GBの壁の影響を受けるため、4GB以上のファイルサイズを書き込む事はできません。
またこの制約上、使用できるUSBデバイスの容量もある程度限られてきます。
読みだす事が出来るアプリやフォーマット形式に制限はありますが、非常に安価でNexus7に容量を追加できるので、内部ストレージの容量に不足を感じている方は是非お試し下さい。