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FreeNASでファイルサーバ構築~その0(序章)・検討編

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データが増えていくに従って外付けHDDの数も比例して増えていった我が家、PCデスクに並ぶ筐体に本体から絡まるように伸びるケーブルの数々、電源のタコ足とかなりゴチャゴチャした状況。
この現状を改善するため、ファイルサーバの導入を考え始めました。
これだと、メイン機を落としている時でもサブ機やスマホからもデータを開けるようにもなるので、利便性の向上にもなります。

ということで、まずは製品選定。
最初に考えたのは以下の有名どころ。
BUFFALOのTeraStationシリーズ
…知名度があるのでネット上に情報が多いのがメリット。
QNAPのTurboNAS…容量やメーカー等、好きなハードディスクを選んで組める、機能が豊富。
NETGEARのReadyNAS…これも好きなハードディスクが選べる、QNAPより機能が落ちる分、コストパフォーマンスが高そう。

しかしどれも要件に合致しない…。
というのも、私が求める要件は
1.ハードディスクは4本~5本を入れたい
2.冗長性を考えてRAID5で、ディスクに異常が出た時には自分で交換して対応したい(できればホットスワップ)
3.RAID5は、RAIDカードなどのハードウェアでなくソフトウェアで実現したい

このうち、1と2を満たす製品はQNAPやNETGEARにはザラにあります。しかし高い!
3TBのハードディスク5本と合わせて買えば、15万円前後とこれでは予算オーバー!

そして、私が何より重視するのが3の「ソフトウェアRAID」
機種によっては、RAIDコントローラーが壊れたら、交換してHDDに繋ぎ直してもRAID内のデータが取り出せなくなったという話を聞きます。
これではRAIDコントローラーの部分が単一障害点になってしまい、冗長化の意味がない。
仮に交換で復旧できるとしても、メーカーから部品を取り寄せている間データが出せないのは困る。
その点、ソフトウェアRAIDであれば同機種の筐体に繋ぎ直せば復旧できる。
これが私がソフトウェアRAIDを重視する理由。

ともあれ、他に要件に合う(それでいて予算内に収まる)ものは無いかと色々と調べていると、FreeNASなるNASに特化したオープンソースのOSがある事に行き当たりました。

これならハードディスク選びも自由で、接続可能個数もケース次第で柔軟に対応可能。
RAID5も改良版となるRAID-Xがソフトウェアレベルで実現と求める物ど真ん中。
さらに機能の豊富さもQNAPにも劣っていない模様。
そして何より、HDD5本と考えた場合、既製品のNASケースに比べてかなり安上がり!

「自分でNASを作る」というコンセプトにもそそられるものがあり、この方針で決定。
ファイルサーバ構築計画をスタートする事にしたのでした。

その後どうなったか、ファイルサーバ完成までの色々を、何回かに分けて書いていきたいと思います。

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