ここ半年ほど、体調の関係でPCに向かう事がままならない暮らしを送っていました。
PCの画面が見られない以外、日常生活には影響が無かったのでその間も、物欲には順調に従っていました。
しばらくは更新を休んでいた間を遡った物欲系の話題が続くかと思います。
まずはスマホを乗り換えた話題です。
二年に一度のイベントとして、契約の縛りが明けるスマホの乗り換えの時期がやってきます。
これまでずっとiPhoneありきでキャリアの乗り換えを続けてきたのですが、今回はランニングコスト重視で今流行りの格安スマホや格安SIMも視野に入れ、ゼロから考える事にしました。
その1、SIMフリーのiPhone6を考える
まず考えたのは、今回から公式に販売されるようになったSIMフリーのiPhone6と、格安SIMカードの組み合わせ。
キャリアに縛られず、ランニングコストを押さえて最新のiPhoneを使える事を期待しました。
しかし、結論から言うと早々にこの考えは断念しました。
まずSIMフリー版のiPhone6が高い事。
キャリア版の場合、競争が熾烈なのでどの会社も本体割引を付けてきますが、SIMフリー版にはそれが無いので初期費用に大きな差が出ます。
結果2年間使うと考えた場合、格安SIMで安くなる月額費用と高くなる本体費用が相殺されてしまい、トータルでは少ししか安くなりません。
確かに少しは安くなるのですが、通信速度の差を考えると雀の涙ほど。
最初この組み合わせに興味を持ったのは「2年間のトータルでキャリアiPhoneの約半額」というサイトをいくつか見たからですが、いざ実際に自分が使うつもりで金額計算を行うと、割引が一切考慮されておらずアンフェアな比較に感じました。
その2、格安スマホを考える
次に考えたのが格安スマホ。
これなら本体価格が安い機種を選べば、初期費用も抑えられそうです。
ランニングコストが安いのも言うまでも無し。
しかしこの案も断念しました。
理由はどこの格安スマホ会社にもキャリアメールが無い事。
無料のgmailで事欠かない世の中ですが、私にはキャリアメールが非常に重要だったのです。
私は同窓会の幹事をやっていて、多くの人とメールをやりとりする必要があります。
そうすると、携帯で「キャリアメール以外は受信拒否」設定にしている人が結構多い事に気付かされます。
やり方を知らない人も多いので、自分のアドレスだけを指定受信するように変えてもらうのも難しいです。
そんなわけで、キャリアメールが無くなると多くの人と連絡が困難になってしまいます。
結局、三大キャリアから離れられない事がわかりました。
その3、iPhone6のキャリア選び
そんなわけでiPhone6を三大キャリアから選ぶことになりました。
今回はauからのMNPになるので、docomoかsoftbankかの選択です。
料金プランや割引は横一線、キャリアにあまり好き嫌いも無いので、キャッシュバックで決める事にしました。
私がこの選択を行っていたのは2014年の11月、どうやら総務省の指導があったようで、一頃に比べてキャッシュバックの金額は落ち着いています。
近所の店を何点か見てみると、大きな金額のキャッシュバックは複数の有料オプションを一定期間契約しなければならず、計算すると手元に残る金額は見た目程ではない様子。
(タブレット購入必須の所も…)
ここは見た目より、実質手元に残る金額で決めたい所です。
その4、おとくケータイ.netのキャッシュバック
一旦家に帰ってWebで近所のキャッシュバック情報など調べていると見つけたのが「おとくケータイ.net
」
キャッシュバック金額も大きく、有料オプションも微々たる物のようです。
ここはsoftbankの代理店で、店に行って契約し設定済みの本体が後日郵送されて来るスタイル。
早速最寄りの店舗に行って話を聞いてみる事に。
iPhone6の場合、30,000円分のキャッシュバックだとか(2014年11月現在)
キャッシュバックの条件は合計1000円程のオプションを1ヵ月と1日以上契約すればいいとの事で、手元に残る率もなかなか。
ここで契約する事に決めました。
1週間程で、手元に設定済みの本体が届きました。
(発売から時間が経った今なら、もっと早いと思います)
付属の資料に書いてあった簡単な初期開通の手順で、問題無く使えるようになりました。
まとめ
今回検討したそれぞれの案について、長所と短所を(ざっくりですが)比較してみます。
・SIMフリー機+格安SIMカード
◎好きな本体が使える
◎月額維持費が安い
×本体の価格が高い
×通信速度が遅い
×キャリアメールが無い
・格安スマホ
◎本体価格が安い
◎月額維持費が安い
×本体の選択肢が少ない
×通信速度が遅い
×キャリアメールが無い
・通信キャリアのスマホ
◎通信速度が速い
◎キャリアメールが付属
×月額維持費が高い
×2年縛りがある
×通信量制限がある
通信速度が我慢できるか、キャリアメールが無くても良いか、このあたりと価格とのバランスがMVNOを選択するポイントになるかと思います。
Webサービス(有償/無償問わず)にも登録にキャリアメール必須の所が意外に有ったりするので、今一度必要性を振り返ってみましょう。
キャッシュバックでキャリアを選ぶ場合には、条件になる有料オプションなど店舗でしっかり話を聞いて、見た目ではなく最終的に手元に残る金額で判断するのが良いかと思います。