かなり以前「FreeNASでファイルサーバ構築」という一連の記事を書いていたのですが、インストールする所まで行かずに力尽きていました。
その後FreeNASもバージョンアップしたので、改めて現在(2016年1月)時点で最新の安定版であるバージョン9.3のインストール方法を書くことにします。
まずはFreeNASのダウンロードサイトで最新版のisoイメージを入手し、メディアに書き込みます。
書き込んだインストールメディアから起動すると、インストーラーが立ち上がります。
Enterキーで先へ進みます。
今回は新規インストールなので、「1 Install/Upgrade」を選んでTabキーで「< OK >」をハイライトさせてEnterで先へ進みます。
インストール先の選択画面です。
どこにFreeNASをインストールするか選択します。
この時の注意点として、インストール先のディスクはFreeNASの専用領域となり、残りの領域を共有フォルダ等に使用する事はできません。
この点を踏まえて、極力容量の小さいディスクにインストールする事をお勧めします。
この時、USBメモリをインストール先にする事もできます。その場合には容量は8GBあれば十分です。
インストールしたいディスクを選んでスペースキーを押すと、先頭の[ ]が[*]になるので、その状態でTabキーを押して「
インストール先のディスクについて「全てのパーティションとデータが削除される」旨と、「共有データの保存には使えない」旨の警告が表示されます。
問題ないので
rootのパスワードを入力します。このパスワードはWebコンソールへのログイン時に使用します。
確認のため2回入力した後、Tabキーで「
これでFreeNASのインストールが完了しました!
インストールメディアを取り出した後、Enterを押すと再起動されます。
再起動後、setup画面が表示されます。
画面下には現在のIPアドレスが表示されています。
(私の環境ではNICが2枚刺さっているため、IPアドレスが2つあります。)
FreeNASの設定の大部分はWebコンソールから行いますが、初期状態ではIPアドレスがDHCPから取得されています。
ですのでこの画面から、固定IPへの変更を行います。
「1」→「Enter」で「Configure Network Interfaces」を選択します。
設定先のNICを選択します。設定したいNICの番号を入力しEnterで先へ進みます。
ネットワーク設定をリセットするか聞かれます。
今回は設定自体を変更するので、nを入力しEnterで先へ進みます。
DHCPからIPを取得する設定にするかを聞かれます。
今回は固定IPにするので、nを入力しEnterで先へ進みます。
IPv4の設定を行うか聞かれます。
yを入力しEnterで先へ進みます。
インタフェース名を入力します。特に変更する必要が無ければ、空白のままでEnterを押して先へ進みます。
IPアドレスの入力画面になります。
設定したいIPアドレスを入力し、Enterで次の画面へ進みます。
ネットマスクをビット数で入力します。
入力が終われば、Enterで次へ進みます。
IPv6の設定を行うか聞かれます。
今回は不要なので、nを入力しEnterを押下します。
これでFreeNASのインストールと、固定IPの設定が終了です。
以降の設定は、Webコンソールから行う事になります。
今後別記事で、そのあたりを書いてみたいと思います。
(今度は挫折しませんように…)