一時に比べると余震もだいぶ落ち着いてきたようですが、熊本を中心とした地震の記憶はまだ生々しいところ。
この教訓を生かして、万一自分の住んでいる所で地震が起こってしまった時の事を考えた備えが必要です。
その際に役立つ防災知識をまとめた電子書籍「東京防災」が無料で公開されました。
この本はタイトルに「東京」と入っていますが、内容の大部分は全国どこにいても役立つ普遍的な防災知識となっています。
東京以外に住んでいる方にも大変役立つ、非常に有用な内容の電子書籍です。
「東京防災」の主な内容
「東京防災」に書かれている主な内容は以下の通りです。
・「自宅」「仕事中」「運転中」などシチュエーションごとの発災時の緊急対応
・被害状況に応じた避難先選択のフローチャート
・発災直後の情報収集等の確認事項
・安全な避難のためのポイント
・避難所生活の心得・留意点
・生活再建に向けて
・災害に備えて揃えておくべき品物
・家具の転倒対策など、室内の備え
→(例:突っ張り棒やL型金具等、その他諸々)
・住居の耐震化チェックポイント
・防火対策
・地震以外の防災対策概略
-大雨、暴風
-集中豪雨
-土砂災害
-落雷
-竜巻
-大雪
-火山噴火
-テロ、武力攻撃
-感染症
・応急手当や消火など、具体的行動のマニュアル
・生活再建の各種支援制度と手続きの内容
・被害時の応急処置
・非常時に使える英会話例文
・かわぐちかいじ氏による啓発マンガ「TOKYO X DAY」
本当に箇条書きにしただけでもこれだけ充実した内容となっています。
約340ページあり、そのうち東京に限定された情報は行政の問い合わせ先や交通規制等の30ページ程度です。
それ以外は全国誰にでも役立つ防災知識が書かれています。
300ページ以上のボリュームですが、イラストも多用されてわかりやすくまとめられています。
これだけの情報が盛り込まれた電子書籍が無料で手に入るのは大変大きいので、万一に備えて是非手に入れておきましょう。
「東京防災」を手に入れる
amazonを始めとした20以上の電子書店で手に入れる事が出来ます。
取扱いサイトの一覧は東京都のサイトに記載されています。
また、PDFも東京都のサイトで公開されています。
電子版をダウンロードしておく事はもちろんですが、いざという時のために「東京防災」を手元にも置いて、非常用持ち出しバッグの中にも入れておくといいかと思います。
東京都以外でも全国で、三省堂書店や東急ハンズ、有隣堂などでは140円で冊子版を購入する事ができます。
販売店一覧は東京都のサイトを参照ください。
amazonでも冊子版が販売されていますが、転売業者が定価より割高な価格をつけているので、遠くなければ実店舗で買った方がいいと思います。
(それでも送料込み700円くらいという事で、この本の情報量からすると高すぎるという訳ではありませんが…)
とりあえず無料の電子版は是非手に入れて、万一の際の備えにしておきましょう。